新たな趣味として足を踏み入れた茶花の世界。まずは下記の3点を基本ルールとしました。
- 季節毎の茶花を知る
- 庭にあるもの、近所で手に入るものを使う(花屋などで買わない / 苗は例外)
- 一日一花を目指して、何遍も生けてみる
① 季節毎の茶花を知る
そもそも何を生ければいいんだ?というのが一番最初にぶち当たる壁です。
お茶のお稽古で見るお花は、近所のお花屋さんでは見かけないものばかり。聞くと、「茶花はあまり日持ちがしないし地味なものが多いので、お店ではほとんど見かけないからお庭で育てている」とのこと。そういえばうちの庭でも見たことがあったような。。。
図書館で茶花図鑑などを借りてきて、まずは季節毎によく使われる植物を調べます。お馴染みの雑草と思っていたものもあれば、見たこともないものもありますが、まずはそれらを少しずつ眺めながら、庭や道端をよくよく観察して、季節毎の茶花の知識を増やしていきます。
② 庭にあるものを使う
茶花で大切にしている世界観の一つとして「花は野にあるように」という言葉があります。茶の湯文化の祖と言われる千利休の残した言葉だそうですが、型をもつ華道のいけばなと違い、野にある自然な姿に美しさを見出す、この「野にあるように」を目指すには、実際に野にある姿を見る他にないと思うのです。
幼少期から30年程を横浜の新興住宅地などで過ごしてきた私は、どの植物がどんなところにどのように生えているのかをほとんど知りません。ですから、仮にお花屋さんで茶花が容易に手に入ろうとも、まずはできるだけ自然の中で育つ様を自分の目で見る機会を増やそうと考えました。とはいえ植物園でもないただの庭に生えてくるものには限界があります。素敵だな、自宅で育ててみたいな、と思いご縁が生まれた苗を迎えること(=課金)は例外としようと思います。てへ。
③ 一日一花を目指して、何遍も生けてみる
一番大切なのはこれでしょう。「たびたび生けて自分で得心する」を目指して、手を動かすことを諦めない。三日坊主が得意な私のことなので続けられるだろうか、、、という不安が数秒おきに頭をよぎりますが、そんなこと考えていてもしょうもないので、とにかくやってみる!
最初から全然思うように出来なくてやる気が地の底を這うようになるかもしれないし、私って天才かも?と自惚れた後、やっぱり才能がないんだわと乱高下を繰り返すかもしれないですが、その繰り返しが私の力となると信じて続けてみたいと思います。
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