茶花修行|自主練 009_処暑の頃

涼しくなってきたと思ったら暑さがぶり返し、寒暖差に身体がついていけていない今日この頃。そんな過酷な環境下でも生き延びている植物たちはものすごい適応能力を持っているんだなぁ、としみじみ感心していつもより丁寧に水をやってみたりする。

そんな本日は8月最終日。(記事の更新は1週間ほど時差があります)

「明日から9月か〜」と思いながら木槿の木を眺めると、まだまだたくさん蕾がついています。茶花の本には”風炉の時期(5〜10月)咲き続けるので大変重宝する”とありましたが本当にもうしばらく咲いてくれそうでありがたい限り。

【今日の茶花】木槿、姫紫苑、狗尾草、芒、ブルーデイジー

9月を目前に控えて小菊を生けたい気持ちが高まるも、先日求めた箱根菊の苗は小さな蕾がやっと見えるようになってきたところ。しばらく庭をうろついて見つけたのはブルーデイジー。こ、、これは茶花図鑑には載っていないけれど、、、と一旦通り過ぎるも、控えめで可愛いので生けてみることに。茶花修行と題してはいるけれど、なげいれ修行と改めた方がふさわしいかしら、、、とか思いながら今日も自主練。

木槿を短くしすぎた、というよりうまく止められず前に倒れてくるので短く見える感じになってしまうのがどうしても修正できず。そして思い切って高さを出してみた狗尾草は、ちょっと勢いがありすぎたのか、高すぎたのか。否、もう気持ち木槿に高さがあれば落ち着いたのか、、、。

そして、秋草の茶花のお手本をいくつか眺めていて気付いたのは、一種一茎ずつが原則なのかな??ということ。どこにも記述は見当たらないんだけれども、同じ種類を複数使うというのはそういえばあまり見かけないような…

毎日続けてみて思うことは、なかなか今日はバッチリ!と思える日はないものだということ。限りある素材でちょうどよく生けるのはなんと技術の要ることか。それでもたびたび生ける他に上達の道はないのだろうともしみじみ思う。上手になったらいいな〜、とふんわり思いながら寝て起きて、ある日突然上手にいけれるようになるなんて風にはならないのだ。そうなったらとてもいいけれど。
現実は、どうやったらもっといい感じになるかのか、と毎日毎日頭を悩ませることでしか前に進めないのだろうと自分を慰める。

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